文明と文化 [Civilization & Culture]

【”文化の文明化”が文化を見誤らせる】

 この考えを元に、
自分なりに咀嚼した結果、

まず、広義的な意味合いで
「文化」という言葉が使われがちだが、

枠や制度、またその範囲内の体制的な表現 = 文明

であり、

枠に囚われず、想定外を起こし、前例を覆す表現 = 文化
サブカルチャーやカウンターカルチャーなど。

と別けて観る必要があるということ。

制度はあくまで文明的なシステムであり、
文化ではないという事。

例えるなら、
サッカーの競技やプレーそのものは文化的であるが、
チャンピオンズリーグやワールドカップの大会や
レギュレーションは、文明的ということだろう。

CLやW杯もサッカーの文化と思っていたが、
より厳密に言えば、
文化であるサッカーを文明化したものが
CLやW杯ということになる。

「文化の文明化」が行われていた訳である。

ちなみに中国の「文化大革命」は、名前からすると、
まるでルネッサンスの様な芸術的なムーブメントを思わせるが、実際の内容的には「文化大封殺」であり、文明と文化を見誤り混同していると思われる。

いずれにしても、「文化の文明化」が様々な形で行われているというのが分かる。

ここでいう「文化」の定義からするに、
「前例を覆す」ことや「想定外」を目的とする
という点を鑑みるに、各々の文化の実践者たちが、
その表現や成果を競い合う様な状態にある、
Competitive(競争的)なものでないと
文化とは言えないという見方ができる。

つまり、既に完成され、
正解というものが決まっている様式美的な表現、
評価に終始するのであれば、
文化としては死んでいるも同義と言える。
これは、ほとんど芸術と一緒であり、
文化=芸術として捉えられる。

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